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信州味噌元気・健康セミナー

石井味噌ホーム > 味噌の科学 >味噌と放射能③(信州味噌元気・健康セミナーより)

 3月11日に大震災が起こり、さらに悪いことに福島の原発事故は未だ収束せず、放射性物質は、大気中、海へと放出され続けています。そのため人々は放射能の恐怖におののいているのが現状です。ここではまず恐れて怖がらずに正しく放射線を理解していただこうと思います。
 じつは私たちは毎日放射線の海の中で生活しています。空から、地表から、温泉から、コンクリートの建物からも放射線を浴びています。体内ではカリウム-40や炭素-14からたえず内部被曝を受けています。もし鉛の板で覆い外界の放射線を遮断しますと細胞は増殖しなくなり、少量の放射線を浴びせると細胞は増殖を開始します。長い進化の過程で私たちの体の細胞は微量な放射線が存在しないと増殖しないようになっているようです。
 大量の放射線を照射されると遺伝子の傷は残りますが、少ない放射線ならば遺伝子に傷が生じても速やかに回復する能力を持っています。放射線以外にも、タバコの煙や排気ガスや食べ物から遺伝子の傷は毎日沢山生じていますが、大部分が修復されますし、修復されなくても癌にならず排除される場合もあります。
 今回の事故では主に放射性ヨウ素やセシウムが放出されました。物理学的半減期はヨウ素-131では8日、セシウム-137は30年です。しかし、体内に取り込まれた放射性物質は排出されますから、体内にセシウムが30年も留まることはありません。特に子供では大人に比べて早く排出されます。今から50年ほど前に大国が核実験を行いましたが、その当時は今のセシウム濃度の10、000倍あり、1mSv/年をはるかに上回っていました。またチェルノブイリ事故の場合も同様でした。癌の芽ができ臨床的に癌になるまで短くて5年、長いもので30年以上かかりますが、この濃度で癌が増えたという結果は報告されていません。

味噌による放射線予防作用

 長崎原爆の被爆医師(浦上第一病院)秋月辰一郎氏による、味噌を食べて原爆症にならなかったという報告にもとづき、私たちは動物にX線を外部照射することで味噌の影響を検討しました。その結果、事前に味噌を与えたところX線による消化管の障害が抑制されましたが、照射後に味噌を与えてもその効果はありませんでした。この防御効果は、味噌の熟成が進んだものほど高い傾向にありました。また、伊藤明弘教授(元広島大学原爆放射能医学研究所教授)は、動物実験で味噌を摂取することにより、体内からの放射性同位元素の排出が促進されたことを報告しています。このように味噌の常食は外部並びに体内からの放射線を防御するようです。

味噌による血圧抑制作用

食塩感受性のラットに、食塩を単独で与えますと血圧上昇が起きますが、味噌を与えても血圧は上昇しません。胃癌の場合も同様で、食塩単独では胃癌の発生率は増加しますが、味噌を与えても胃癌は増加しません。このことから、味噌中の食塩は食塩単独摂取とは異なる働きをするものと考えられます。
 さらに味噌には、肺癌や大腸癌の予防効果もあり、1300年以上にわたって食べられてきた味噌は、熟成により大豆にはない新しい底力が生まれているようです。

●信州みそ元気・健康セミナー

期日:平成23年10月15日(土)
会場:長野市若里市民文化ホール

第一部 講演会 講師 渡邊敦光 先生

「味噌による放射線予防作用と血圧抑制作用について」

●渡邊先生プロフィール

渡邊敦光(わたなべひろみつ)1940年福岡県生まれ。熊本大学卒。九州大学大学院博士課程修了。広島大学原爆放射線医科学研究所で助手を経て教授。2004年に退官し、現広島大学名誉教授。広島大学原爆放射線医科学研究所並びに医学部非常勤講師。理学博士、医学博士。専門は実験病理学、放射線生物学を主たるテーマに長年にわたって、ガンを予防するための研究を続けている。

第二部 講演会 講師 浜内千波 先生 (料理研究家)

「お味噌の見直と簡単便利な使い方について」

 

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