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石井味噌ホーム > 味噌の科学 > 味噌のがん予防②

(国立がん研究センターがん予防・検診研究センター) 

多目的コホート研究(JPHC研究)」からの成果

 平成2年に行ったアンケート調査にて生活習慣について回答して頂いた、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県石川という4地域にお住まいの、40〜59歳の女性約2万人の方々を、10 年間追跡した調査結果にもとづいて、大豆製品の摂取量、それから計算されるイソフラボンの摂取量と女性乳がん発生率との関係を調べました。

 この研究は、世界で初めて前向き追跡研究で大豆製品やイソフラボンと乳がん発生率の減少との関係を示すことができた研究として注目を浴びています。

みそ汁の摂取が多いほど、乳がんになりにくい

 

 アンケートの「みそ汁」、「大豆、豆腐、油揚、納豆」の項目を用いて大豆製品の摂取量を把握し、その後に発生した乳がんとの関連を調べました

食べる量の一番少ない人をとして、それ以上食べる人が何倍乳がんになりやすいかを示しました。

たとえば1日3杯以上みそ汁を飲む人達で乳がんの発生率が0.6倍、つまり40%減少しているということになります。これらの値は、乳がんに関連する他の因子(初潮年齢や妊娠回数など)の影響を取り除いて計算しています。「大豆、豆腐、油揚、納豆」では、はっきりとした関連が見られませんでしたが、「みそ汁」ではたくさん飲めば飲むほど乳がんになりにくい傾向が見られました。

みそ汁と乳がん

イソフラボンは乳がん発生率減少と関連


アンケートの「みそ汁」、「大豆、豆腐、油揚、納豆」の項目から大豆イソフラボンの摂取量を計算し、乳がんとの関連を調べました。イソフラボンをあまり食べない人に比べ、たくさん食べる人のほうが乳がんになりにくいことがわかりました。
さらに、アンケート回答時に閉経していたか否かで分けてイソフラボンとの関連を調べました。閉経後の人達に限ると、イソフラボンをたくさん食べれば食べるほど、乳がんなりにくい傾向がより顕著に見られました。

乳がん発生率の国際比較と乳がんを防ぐ生活習慣

 乳がんは欧米で多く、アジアで少ないことが知られていますし、アジアから米国へ移民した集団では乳がんが増えます。また、日本でも都道府県別に見ると大都会で乳がん死亡率が高い傾向にあります。

 これらから、欧米と日本で大きく変わる生活習慣、特に食生活が乳がん発生率の高低と大きく関係するのではないかといわれているのが、大豆やそれに含まれるイソフラボンです。

 今回の研究では、世界で初めて前向き追跡研究で大豆製品やイソフラボンと乳がん発生率の減少との関係を示すことができました。今後さらに研究を進め、イソフラボンと乳がん発生率との関係を確認するとともに、大豆製品の中でもどのようなものがどう関連しているのかを明らかにしていく必要があります。いずれにしろ、日本の伝統的な食習慣をしていると乳がんになりにくいことは確かなようです。

 

資料:国立がん研究センターがん予防・検診研究センター http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/258.html

 

 







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