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松本「石井味噌」若い客が増加理由は…

携帯電話ゲームと提携 ミソ

カードに特典 1週間で50人

 松本市埋橋の味噌醸造「石井味噌」が、携帯電話用のゲーム「コ
ロニーな生活☆PLUS(コロプラ)」を活用し、ゲーム利用者(プ
レーヤー)にPRを始めた。ゲーム通営会社「コロプラ」 (東京)
と提携した店舗で買い物すると、よりゲームを楽しめる仕掛けがあ
り、利用者の来店・購買が期待できる。今月提携したばかりの石井
味噌には、ゲームをきっかけに訪れた入が50人を超え、「仮想のゲ
ームと現実が連動し、若い来店客が増えている」 (石井康介社長)
という。

 コロプラは携帯電話のGPS(衛星利用測地システム)を使う
「位置情報ゲーム」。利用者の移動距離をGPSで測定し、距離に
応じてゲーム内の仮想通貨が得られる。通貨を使いゲーム内でコロ
ニー(自分の街)を育てる楽しみがあり、利用者は20〜40代を中心
に150万人を超える。

 ゲーム利用者が全国81の提携店で買い物をすると、店側が購入額
に応じて特製力ードを提供。カードに印刷された番号を入力する
と、ゲーム内で使える特別アイテムを得られる仕組み。県内では木
曽郡木曽町の漆器店「よし彦」も提携店になっている。

 石井社長(49)によると、提携後に若い客が増え、店内のノートに
は東京、愛知、北海道、大分などから来た利用者が「赤味噌を買っ
て帰ります」などと書き残している。

 同社は創業140年余で、国産大豆をじっくり熟成させる伝統製
法を守っているという。顧客の中心は50代以上なだけに、石井
社長は「ゲームを通して、若い入が遠くから来てもらえるのはあり
がたい。リピーターになつてくれれば」と期待。コロプラの広
報担当者は「位置ゲームにより地域に入の動きを生み、地域経済
の活性化に貢献したい」としている。

石井味噌で買い物をしたゲーム利用者に配っているカード